イベント報告
【演奏会】ムジカ・アンティカ・ヤマガタ(Musica Antiqua Yamagata)公演が開催されました
2023年3月14日(火)にムジカ・アンティカ・ヤマガタ(Musica Antiqua Yamagata)公演が山形大学文化ホールにて開催されました。ムジカ・アンティカ・ヤマガタは、山形大学の学生やOB,OGと共にバロック音楽を研究する団体として昨年、立ち上げ、今回は第2回公演となります。今回のプログラムはJ.S.Bachの作品の中から、カンタータを中心に組まれました。カンタータは「歌われるもの」という意味から派生していますが、「ソナタ」が器楽曲を意味するのに対する語です。独唱、重唱、合唱、器楽伴奏からなる作品で、今回は、大学所蔵のチェンバロやポジティヴ・オルガン(移動可能な簡易オルガンという意味)も使用して演奏会を行いました。
プログラムは以下の通り
日時 | 2023年3月14日(火) 14:00〜 |
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場所 | 山形大学文化ホール |
プログラム | 1.J.S.Bach / カンタータBWV 78《イエスよ、汝はわが魂を》より 「われらは急ぐ、弱けれど」 2.J.S.Bach / カンタータBWV 196 《結婚式のためのカンタータ》より 「主があなたたちを、祝福してくれますように」 3.J.S.Bach / 2つのヴァイオリンのための協奏曲 4.J.S,Bach / カンタータBWV 140 全曲《目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声》 |
今回は、22人の学生たちが、演奏や裏方スタッフとして、それぞれの活動の合間を縫って参加してくれました。音楽と共に成長する喜びと、新しい音楽との出会いの場を提供することは、大学の使命だと考えます。その試みの一つであるこの演奏会を、試行錯誤しながらも、彼らと共に作り上げられたことを、とても嬉しく思います。
観客の中には、バロック音楽を専門とする音楽家もおり、終演後、今後の活動のための温かい励ましの言葉を頂きました。午後のひと時、約30名の観客からは、バッハの音楽を楽しんでいただけた様子も伺えました。
(文責:地域教育文化学部 渡辺修身)